情報領域演習第一：P演習

電気通信大学情報理工学域I類 (情報系)
2023年度後学期

課題E2

問題

マインスイーパというゲームでは，長方形状の盤面の上に隠された地雷をすべて見つけ出すことが目標である．盤面上のマスをクリックすると，そのマスに隣接するたてよこ斜めの位置にある8個のマスの中で地雷のあるマスの数が分かる．それを手がかりとしてすべての地雷を見つけ出すのである．地雷のあるマスをクリックするとゲームオーバーとなる．

この問題では，既にすべての地雷の場所が分かっているものとする．そのときに，各マスをクリックしたときに表示すべき数が何であるのか，その表を2次元配列として計算することを目標とする．ただし，地雷のあるマスをクリックした際には0が表示されるものとする．(つまり，下の図で空白となっているマスと地雷が置かれているマスには「0」が書かれていると見なす．)

マインスイーパの盤面 board を入力として受け取って，この目標を達成するメソッド sweep(board) を作成せよ．

入力仕様

与えられる盤面は m × n の2次元配列として表現される．
mとnはともに1以上100以下である．
配列の各要素は，対応するマスに地雷がある場合に「1」，地雷が無い場合に「0」となる．

出力仕様

m × nの2次元配列をそのまま出力する．
配列の各要素は盤面の各マスにそのまま対応する．
配列の各要素は，対応するマスの周囲 (上下左右と斜めの最大8か所) にある地雷の総数を表す整数であるが，対応するマスに地雷がある場合は「0」とする．

例

irb> sweep [[0, 0, 0], [0, 1, 0], [0, 0, 0]]
=> [[1, 1, 1], [1, 0, 1], [1, 1, 1]]
irb> sweep [[1, 0, 0, 1], [0, 1, 0, 1], [0, 0, 1, 1]]
=> [[0, 2, 3, 0], [2, 0, 5, 0], [1, 2, 0, 0]]
irb> sweep [[1, 1, 1], [1, 0, 1], [1, 1, 1]]
=> [[0, 0, 0], [0, 8, 0], [0, 0, 0]]
irb> sweep [[1, 0, 1, 1]]
=> [[0, 2, 0, 0]]
irb> sweep [[1, 0, 1, 0]]
=> [[0, 2, 0, 1]]
irb> sweep [[1], [0], [1], [0]]
=> [[0], [2], [0], [1]]
irb> sweep [[0]]
=> [[0]]

提出法

CEDにて，プログラムを作成したディレクトリで以下を実行せよ．

% ~ta001026/enshu1p/checker_e2.rb ファイル名

「Submission successfully completed.」と表示されれば，提出が完了したことになる．

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